高次脳機能障害
すみだ患者・家族の会からのお知らせ
墨田区の高次脳機能障害者 支援活動について
交通事故や病気で脳に障害を負ったことで記憶力や注意力などが低下し、日常生活に支障を来る、「高次脳機能障害」は、外見だけでは障害があると分りにくいため、周囲の理解を得にくい面があります。
墨田区から患者・家族の会の活動費を支援していただいています。
2001年に作成された「区民の健康づくり総合計画」の中に高次脳機能障害者への支援が盛り込まれていて、その後は2006年3月策定の「区民の健康作り総合計画」で、高次脳機能障害者の家族への支援が盛り込まれました。その内容は「高次脳機能障害の人の地域での自立生活を支援するため、保健サービスや障害者福祉に準じた福祉サービスのあり方について検討・実施します」でした。
東京都リハビリ病院や都立墨東病院で訓練を受けていた患者と家族は、病院でのリハビリが打ち切られてからも、なお自分たちで指導者を求め、個別やグループで訓練を続けてきました。2002年に家族会が結成された後、区長と懇談が出来、協力を取り付けることが出来ました。区議会からも支援要望が出され、続いて、支援窓口は墨田区福祉保健部 保健衛生担当 保健計画課と決まり、保健所長はじめ管理職と家族会の懇談会が開催され、必要な支援方法について検討が始まりました。区独自の補助金が2007年度から「高次脳機能障害者の団体、家族会への昨日回復事業に要する経費に対する補助」として出るようになりました。
活動の中心は、日常的なリハビリと親睦活動に据え、週3回以上の活動を行なっています。若い方の中には、ここを通過して職を得た方もあります。成果は少しずつ出てきています。「ゆっくりでも、この町で生きていこうよ」と、皆で励ましあっています。
2012年の音楽会より、「ゆく春に」の演奏風景
高次脳機能障害 すみだ患者・家族の会の年間活動
2008年度(平成20年度)
8月 8日 音楽会 藤原QOL研究所
10月17日 中島恵子先生セミナー(高次脳機能障害を理解する講習会) 森下文化センター
12月19日 中島恵子先生セミナー(高次脳機能障害を理解する講習会) 森下文化センター
12月25日 音楽会 藤原QOL研究所
3月6日 中島恵子先生セミナー(高次脳機能障害を理解する講習会) 森下文化センター
2009年度(平成21年度)
8月25日 音楽会 藤原QOL研究所
9月18日 中島恵子先生セミナー(高次脳機能障害を理解する講習会) 森下文化センター
12月25日 中島恵子先生セミナー(高次脳機能障害を理解する講習会) 森下文化センター
3月11日 音楽会 藤原QOL研究所
2010年度(平成22年度)
8月31日 音楽会 カメリアホール
12月24日 音楽会 藤原QOL研究所
3月 9日 中島恵子先生セミナー(高次脳機能障害を理解する講習会) 森下文化センター
2011年度(平成23年度)
7月 1日 音楽会 カメリアホール
12月19日 音楽会 藤原QOL研究所
2月10日 中島恵子先生セミナー(高次脳機能障害を理解する講習会) 森下文化センター
2012年度(平成24年度)
6月22日 音楽会 カメリアホール
12月17日 音楽会 藤原QOL研究所
2013年度(平成25年度)音楽会は日常訓練の中で取り入れています。
7月22日 音楽会 藤原QOL研究所
12月16日 音楽会 藤原QOL研究所
2014年度(平成26年度)
12月15日 音楽会 藤原QOL研究所
2017年度(平成29年度)
11月27日 バイオリンとギターのコンサート(竹内真知 宮崎信義)
注)高次脳機能障害についての社会的な宣伝はそれなり広まり、交付額も減って来ているので、 2013年度以降は、セミナーや講演会、外部での音楽会は縮小していますが、夏冬には30〜50人規模の音楽会を開いています。
高次脳機能障害 すみだ患者・家族の会の広報活動
墨田区の高次脳機能障害者支援事業の様子を皆さんにお届けするために「高次脳機能障害者と家族のつどい通信」を発行しています。
2011年「夏号」
2012年「初夏の号」
2013年「春号」
2014年「春号」
2015年「春号」
2016年「春号」
2017年「春号」
高次脳機能障害 すみだ患者・家族の会の日常活動
日々の活動としては、下記の場所で、週3回、脳のトレーニング・音楽療法やゲーム・親睦の行事など行っています。 高次脳機能障害になって、引っ込み思案になっておられる方や、社会復帰に不安や心配を 抱えていらっしゃる方への相談や情報提供の場にしたいと思っています。 対象の方がおいででしたら、どうぞご紹介下さい。