藤原QOL研究所
家庭内の事故なのに、
虐待か 虐待を疑われ、引き裂かれた親子・・・
一体、背景には何が ?
医療機関において、乳幼児に急性硬膜下血腫、眼底出血、脳浮腫が認められると、虐待を疑い、児童虐待防止法に基づいて、医療機関から児童相談所に通告される仕組みになっています。それを受けて居住地管轄の児童相談所では、面接・観察・生活環境調査・照会を行い、「児童に危険の『可能性』がある」と判断すると、行政処分として「一時保護」を行うという流れで対応されます。こうした取り組みにより、虐待から多くの児童が守られてきたとも考えられますが、乳幼児頭部外傷事案についての対応に問題が指摘される事例(つまり、事故なのに虐待と判断されて、保護されたり、起訴されたりというようなこと)が、稀ならず起こっていることが分かってきました。頭部外傷でありながら、対応部署に、脳神経外科医の意見が全く反映されていない事も明らかになってきました。さらに、2017年以降のいわゆるSBS裁判では、無罪判決が続出し、虐待対応一連の流れにおける診断や判断の方法論に疑問が投げかけられています。2020年春の国会でも取り上げられ、厚労省は「児童相談所における虐待による乳幼児頭部外傷事案への対応に関する調査研究」を公募、委託先はPwCコンサルティング合同会社になりました。学識経験者、医療職、関係学会、弁護士等10名程度による調査検討委員会が設置されています。
本調査研究では、
- 医学的知見の収集
- 児童相談所の取組状況等の調査の実施
- 課題や取組等について整理
2020 年 12 月 1 日 脳神経外科医 藤原一枝



薬事新報に連載中の「今日のクスリは」。
親の虐待が疑われたケースの裁判で無罪判決が相次いでいるなか、日本小児科学会が公にした「見解」に関して執筆しました。
全文をPDFで公開いたします。ぜひお読みください。
(2020年11月)
木の香ただよう都会の隠れ家。
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